2007年9月26日水曜日

この女性は生半可ではない



 たぶん革命が起こる(起こってほしい)ミヤンマー(ビルマ)の刻一刻の状況の中で、アメリカに亡命していたミャンマーの反軍政政府の首相セイン・ウィンが、今日パリのフランス大統領官邸でニコラ・サルコジに会い、民主化運動のための援助を求めました。この時、セイン・ウィンに同行したのが歌手・女優のジェーン・バーキンでした。サルコジとの会談前のセイン・ウィンの記者会見では、ジェーン・バーキン自身が仏・英語の通訳を買って出ました。
 ジェーン・バーキンはこのミャンマーの民主化運動の支持だけではなく、演劇人アリアーヌ・ヌムーシュキンらと共にチェチェンのロシア圧政支配に抗議したり、アフガンやコソボの女性たちへの援助のために動いたり、たいへんアクティヴに国際政治現場に出て来る人です。この辺は全く半端ではありません。バーキンはそれに関することならどんなに複雑な質問でも答えられると思います。
 こういう女性たちがいるのです。アルジェリア問題の時のイザベル・アジャーニにしてもそうですし、アフリカ系移民の住居問題で身を張って抗議するエマニュエル・ベアールもそうですし....。ちょっとやそっとの売名行為で絶対にできることではないのです。この女性たちは本気でアンガージュマンしているのです。闘士です。すごく良いことだと思います。

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